ニュースレター第163回②古代の県庁所在地?!
先の10月18日に「第6回 全国国府サミットin市川」が市川市文化会館で開催され、参加してまいりました!
イベント名にも含まれている『国府』というものをご存じでしょうか?それは日本の奈良時代から平安時代に律令制に基づいた地方行政機関で、国衙または国庁の所在地を中心とする都市域の総称で『府中』とも言いました。今現在、和名類聚抄(平安中期の辞書)等に記載された市川市(下総国)にあったと言われる国府の中心地である国庁の位置は分かっていません。しかしながら、国衙の溝と推測される跡が発見されるなどして、国府台地区に国府があったことが確実視されています。現在の地名とほぼ一致していますね!
当日は、国府があった全国の自治体の市長の面々が一堂に会し、古代の衣装に身を包み登場し、各自治体の国府があったと推定される場所の説明や名所・特産品などを熱くアピールする場となり大いに盛り上がりました。最後に主催自治体である市川市のアピールを田中市長が行いイベントは終了しました。市川市にもたくさんの名所や特産品がありますので、日本国中だけでなく世界からも観光に訪れてくれると良いですね。このイベントを通して、日ごろ暮らしているこの市川の地に、何千年前にもこうしたお役所を中心とした人々の営みがあった事を再確認させてもらいました。 (経理:廣岡紀美)







